【コラム】もし1万円札を捨てたらどうなる⁉知られざる「お札の輪廻転生」

先日、コンビニで支払いをしようとお札を取り出したところ、端っこの部分が破れて欠けてしまっていました。

お札はもし破れてしまっていても面積が3分の2以上残っていれば銀行で全額交換してもらうことができます。
今度交換してもらおう…と破れたお札をしまいながら、そこでひとつの疑問が。
そういえば、価値がなくなるまでビリビリになったお札って最終的にどうなってるの??
紙リサイクルのサービス運営をしておきながら今まで考えたことがありませんでした。そもそも紙製のものが日々大勢の人の手を渡り歩いているのだから、それほど長持ちするわけがないはず。
役目を終えたお札は一体どうなるのか?
今度交換してもらおう…と破れたお札をしまいながら、そこでひとつの疑問が。
そういえば、価値がなくなるまでビリビリになったお札って最終的にどうなってるの??
紙リサイクルのサービス運営をしておきながら今まで考えたことがありませんでした。そもそも紙製のものが日々大勢の人の手を渡り歩いているのだから、それほど長持ちするわけがないはず。
役目を終えたお札は一体どうなるのか?
お札の寿命は意外と短い
日本銀行のホームページによると、お札の寿命は
1万円札で4〜5年程度、
五千円札、千円札は、釣り銭などでやり取りされることが多く傷みやすいので
大体1〜2年程度で寿命を迎えるそうです。
いくら丈夫な紙といえど、やっぱりそこまで長くはないですね。
民間の金融機関を通じて日本銀行へ戻ってきたお札は、真贋鑑定などの厳しいチェックの過程で「もう一度世の中に出すにはちょっとボロボロすぎるな……」と判断されると、そのまま銀行内で「裁断(シュレッダー)」されます。
その量は、なんと年間で約3,000トン!
お札の枚数にすると約30億枚分!
凄まじい量だ…
1万円札で4〜5年程度、
五千円札、千円札は、釣り銭などでやり取りされることが多く傷みやすいので
大体1〜2年程度で寿命を迎えるそうです。
いくら丈夫な紙といえど、やっぱりそこまで長くはないですね。
民間の金融機関を通じて日本銀行へ戻ってきたお札は、真贋鑑定などの厳しいチェックの過程で「もう一度世の中に出すにはちょっとボロボロすぎるな……」と判断されると、そのまま銀行内で「裁断(シュレッダー)」されます。
その量は、なんと年間で約3,000トン!
お札の枚数にすると約30億枚分!
凄まじい量だ…
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▲AIくんに「お札30億枚のイメージ写真を作って」と頼んだらこれが出てきました。
お札は「建材」や「日用品」に生まれ変わる!
裁断されたお札は一部は焼却処分となり、残りが私たちの身近なものにリサイクルされています。
例えば、こんなもの。
例えば、こんなもの。
・住宅の断熱材
・固形燃料
・封筒(銀行やATM横に置いてある現金袋など)
・トイレットペーパー
・固形燃料
・封筒(銀行やATM横に置いてある現金袋など)
・トイレットペーパー

▲トイレットペーパー!?建材のほうがまだ分かる気がする。
「元・1万円札でお尻を……⁉」と考えるとなんだが妙な緊張が走りますが、リサイクル的にはナイスな変身です!
現金袋への変身も、元お金にお金を入れている…と考えるとリサイクルの面白さを感じます。
現金袋への変身も、元お金にお金を入れている…と考えるとリサイクルの面白さを感じます。
リサイクル難易度激高!お札は難攻不落の高級紙
裁断されたお札は一部は焼却処分となり…
→ え?リサイクルできないわけじゃないのになんで半分は燃やしちゃうの?
→ え?リサイクルできないわけじゃないのになんで半分は燃やしちゃうの?
これに関しては「お札はそもそもリサイクルに全く向いていない!」というのが大きな理由のようです。
お札は、丈夫な三椏(みつまた)やマニラ麻といった特殊な繊維を使っています。
さらに特殊なインクやホログラムもふんだんに使われているので、再生紙製造過程で必要な「紙繊維を水に溶かす」「不純物の除去」がものすごく難しい!
これらはすべて通貨として丈夫さを保つためや、「偽造防止」のための造幣技術の結晶です。

▲インクの凹凸もあるし、キラキラしてるし、改めて観察するとなんていうかすごく高級だ。
その難攻不落さから昔はすべてを焼却処分していたようですが、環境配慮姿勢の高まりや製紙技術の発達によってリサイクルが実現できるようになりました。
しかし、リサイクルするために多くの電気や燃料などのエネルギーがかかるうえに、特殊な紙を溶かすための薬品を使う関係で汚れた処理排水も出てしまいます。
(もちろんコストも普通の紙リサイクル以上にかかります)
環境に配慮したかったはずが逆に負担をかけてしまう……という本末転倒な状況になってしまうため、100%再利用!とはなかなかいかないのが実状というわけなのです💧
しかし、リサイクルするために多くの電気や燃料などのエネルギーがかかるうえに、特殊な紙を溶かすための薬品を使う関係で汚れた処理排水も出てしまいます。
(もちろんコストも普通の紙リサイクル以上にかかります)
環境に配慮したかったはずが逆に負担をかけてしまう……という本末転倒な状況になってしまうため、100%再利用!とはなかなかいかないのが実状というわけなのです💧
難攻不落に挑む!まだまだ進化するリサイクル技術
そんなリサイクル難易度の高いお札ですが、リサイクル技術のほうも負けてはいません!
先ほどリサイクル品として例に挙げた「現金袋などの封筒」への変身。
これ、実は薬品を使わず水だけでお札をパルプ(繊維)にする技術を使って作られているんです!
汚れた処理水発生問題を解決する一手!
静岡県の封筒製造会社さんが地元の機械メーカーとの2年にわたる共同開発のすえに完成させた、日本で唯一の技術だそう✨
先ほどリサイクル品として例に挙げた「現金袋などの封筒」への変身。
これ、実は薬品を使わず水だけでお札をパルプ(繊維)にする技術を使って作られているんです!
汚れた処理水発生問題を解決する一手!
静岡県の封筒製造会社さんが地元の機械メーカーとの2年にわたる共同開発のすえに完成させた、日本で唯一の技術だそう✨
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▲これがお札をリサイクルして作った封筒!よく見ると確かにいろんな紙が混ざったような質感かも。
リサイクルできる量が増える=焼却処分で発生するCO2も削減できる!ということなので、一見不可能そうな困難を乗り越えて見事環境配慮を実現することができています。
2024年の新紙幣登場で最新の造幣技術がクローズアップされましたが、これからのリサイクル技術の進歩にも大注目したいところですね!
2024年の新紙幣登場で最新の造幣技術がクローズアップされましたが、これからのリサイクル技術の進歩にも大注目したいところですね!
あとがき
今回、財布の中の破れたお札をキッカケに紙幣リサイクルについて調べてみましたが、
リサイクルはリスクを伴うことがあるから一筋縄ではいかないし、
それでもその困難を乗り越えて現状を変えようとする技術開発がある!
というアツい裏側を学ぶことができました。
紙を集めるところまでが我々ぐるっとポンの役目ですが、それが生まれ変われるのは製紙技術があってこそなのでもっといろいろ勉強していきたいと思います💪
これからも資源やリサイクルについて気になることがあったら調べていきたいと思うので、ここで調査結果にお付き合いいただけると嬉しいです♪
リサイクルはリスクを伴うことがあるから一筋縄ではいかないし、
それでもその困難を乗り越えて現状を変えようとする技術開発がある!
というアツい裏側を学ぶことができました。
紙を集めるところまでが我々ぐるっとポンの役目ですが、それが生まれ変われるのは製紙技術があってこそなのでもっといろいろ勉強していきたいと思います💪
これからも資源やリサイクルについて気になることがあったら調べていきたいと思うので、ここで調査結果にお付き合いいただけると嬉しいです♪
この記事を書いた人
ぐるっとポン事務局
まつ
資源分別についてまともに学んだのはこの会社に入社してからというリサイクルビギナー。
(でも近所のリサイクルステーションは中学生の頃から愛用(?)してます)
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