【コラム】解説!「ペットボトルキャップ・プルタブで寄付」ってどういう仕組み?

先日開催した「ごみ&リサイクルのギモン大募集」キャンペーンにて、
こんなご質問をお寄せいただきました。
こんなご質問をお寄せいただきました。
📝 ニックネーム:たろ さん
小学生のとき、学校でプルタブやペットボトルキャップを集めていました。
車椅子やワクチンになると聞いていたけど、今も続いているの?集まったあとどうやって生まれ変わるの?
車椅子やワクチンになると聞いていたけど、今も続いているの?集まったあとどうやって生まれ変わるの?
📝 ニックネーム:maaar さん
小学校でペットボトルキャップを回収しています。
ワクチンになると聞いたけど、どんな仕組みなの?どのキャップでも意味があるの?
ワクチンになると聞いたけど、どんな仕組みなの?どのキャップでも意味があるの?
確かに、私も小中学生のとき集めていました!
袋いっぱいになったキャップやプルタブを見ると達成感ありますよね…!
袋いっぱいになったキャップやプルタブを見ると達成感ありますよね…!
当時は「どうやら役に立つらしい」というだけで取り組んでいましたが、詳しくはどういう仕組みなのでしょう?
キャップ&プルタブがどうワクチンや車椅子になるの??
ペットボトルやプルタブを集める運動は、今でも各団体や企業、学校での取り組みの一環として続いています。
ただし、「キャップやプルタブが直接ワクチン・車椅子の原料になる」わけではありません。
正しくは、
「キャップやプルタブが資源として売却される際の売却益を、ワクチンや車椅子などの購入に寄付している」……
「キャップやプルタブが資源として売却される際の売却益を、ワクチンや車椅子などの購入に寄付している」……
簡単に言うと「資源物を売った売上金を寄付に使っている」ということなのです!
ペットボトルやプルタブが寄付に活用される大まかな流れのイメージ

1個人・学校・企業などの取り組みで、エコキャップやプルタブを貯める
↓
2貯めたものを、集約している企業や団体に持って行く・送る
↓
3集約したものをリサイクル業者に売却(リサイクル業者は買い取った資源で再生品を製造)
↓
4集約を担った企業・団体などが売上金を得る
↓
5企業や団体はそのお金を各支援団体に寄付し、役立ててもらう
※取り組みによっては細かい流れが異なるので、あくまでも大まかなイメージです。❶で集めた人たちが直接➌リサイクル業者や➎支援団体とやり取りすることもあります。
ぐるっとポンでも、リサイクルによって貯めたコインを寄付に使うことができますが、これも古紙資源の売却益を利用した仕組みです!
「ペットボトルキャップ=ワクチン」「プルタブ=車椅子」というのは特に知名度のある寄付運動なので、そのイメージが世の中に浸透しているというわけなのです。
それ以外にも、
災害支援や障がい者支援への寄付、「こども食堂運営」などの子ども支援プロジェクトに使われる例もあります。
災害支援や障がい者支援への寄付、「こども食堂運営」などの子ども支援プロジェクトに使われる例もあります。
豆知識その1:プルタブにはこんな歴史があった!?
缶の開け口の「プルタブ」、かつては違う形だったのをご存知でしょうか?
いちばん最初に開発された初期のプルタブを
「プルトップ式」、
その後進化した形……
現在のプルタブを「ステイオンタブ」と言います。
「プルトップ式」、
その後進化した形……
現在のプルタブを「ステイオンタブ」と言います。

▲現在使われている「ステイオンタブ」。プシュッと開けてもプルタブが缶にくっついたままなのが今の普通ですよね。
初期のプルタブ「プルトップ式」のアルミ缶が日本で初めて発売されたのは1963年(昭和38年)のこと。
その当時のプルタブは、ボトルキャップと同じように「開封するとプルタブが缶から離れてしまう」仕様だったそうです。
それ故プルタブのポイ捨てが多く、
野生動物が怪我をしたり誤飲して死んでしまうというケースが起こるようになりました。
野生動物が怪我をしたり誤飲して死んでしまうというケースが起こるようになりました。
その後プルタブ散乱対策として誕生したのが、現在のような「開けても缶から離れない ステイオンタブ」!
「プルタブ回収」は、もともとはこうした公害問題に対する環境美化活動が発端になっている…という歴史背景もあるようです。
そのため、
現在ではそもそもくっついている缶とプルタブを切り離さず、「空き缶そのもの」を集めて寄付に利用しているケースもあります。
現在ではそもそもくっついている缶とプルタブを切り離さず、「空き缶そのもの」を集めて寄付に利用しているケースもあります。
豆知識その2:ペットボトルキャップが障がい者雇用を生む!?
ペットボトルキャップを使った寄付ですが、実はぐるっとポン運営会社と同じグループ会社である「(株)サイコー」でも行っています!
集まったキャップをリサイクル会社に売るためには「不純物の除去」が重要!
アルミ製のキャップや乾電池、その他ごみが紛れていることがあり、分別しないとリサイクルが難しくなります。
アルミ製のキャップや乾電池、その他ごみが紛れていることがあり、分別しないとリサイクルが難しくなります。

▲集まったキャップのイメージ。大量のキャップの中から不純物を見つけて選別して…根気の要る作業です
そこで、サイコーではこの分別業務を、障がい者の就労支援の一環として「多賀城市福祉工房 のぞみ園」様に委託しています。
こうした取り組みは他の企業や団体でも行われており、障がい者の方の社会参画や自立支援の一助として成り立っています。
「のぞみ園」の皆さんには、細かい作業ながら日々やりがいを持って取り組んでいただいており、大変感謝しております…!
あとがき
というわけで、いただいたご質問についてまとめますと、
……といったお答えになります!
私も詳しく調べる過程でプルタブの歴史や様々な支援先があることを知り、とても勉強になりました。ご質問いただきありがとうございました!
次回のコラムでも、いただいたご質問をテーマにしたいと思いますのでお楽しみに!
参考サイト:
NPO法人エコキャップ推進協会 / キャップのリサイクル推進協議会 / 一般社団法人 環公害防止連絡協議会 / 特定非営利活動法人 アルミ缶でボランティア / アルミ缶リサイクル協会 / ペットボトルリサイクル推進協議会
この記事を書いた人
ぐるっとポン事務局
まつ
ペットボトルキャップを使った工作も楽しいので、ぜひ調べてみてください!
アイロンを使う大人向けのアクセサリー作りがオススメです!
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