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【コラム】ビン VS ペットボトル、エコなのはどっち?





今月のコラムも「ごみ&リサイクルのギモン大募集」キャンペーンにてお寄せいただいた質問をテーマにしていきたいと思います!
📝 ニックネーム:あけみ さん
昔主流だった瓶のジュースと今主流のペットボトルのジュースだと、
どっちがエコロジーな素材なんですか?
ビン入りのジュース、今でもたま~に見かけて買うことがありますが、

珍しさからか、なんとなくペットボトルで飲むより美味しく感じます✨

今やペットボトルだらけの世の中ですが、
実際エコなのはどちらなのでしょう?

結論から言うと…

ビン VS ペットボトルのエコバトル、結論から言いますと…
勝者、ビン!

一概には言えないところはあるのですが、
単純に「リサイクル/再利用」の観点で比べると
ビンのほうがエコと言えます!


特にエコな「リターナブルびん」とは?

ビンはリサイクルの分類上、
「リターナブルびん」と
「ワンウェイびん」
に分けられるのですが、

今回の VS ペットボトル に勝利したのは「リターナブルびん」のほうです。

♻️ リターナブルびんとは
「飲み終わったら洗って繰り返し使われるビン」のこと。
例としてはジュースやビールびん、一升びん、牛乳びんなどがあります。
たとえば自販機で買ったビン入り牛乳とか、
飲み終わったらごみ箱じゃなくて自販機横のケースに戻しますよね?
あれのことです!


回収されたリターナブルびんは「びん商」と呼ばれる専門の事業者によって選別・洗浄され、またメーカーのもとに戻って新しい飲料を詰められ、売り場に戻ります。
🗑️ ワンウェイびんとは
一方、ワンウェイびんは一回だけしか使われない使い捨てのびんです。
分かりやすいところで言うと、栄養ドリンクやジャム、調味料のビンなど。
これらはリターナブルびんと違って、
一回使ったらリサイクルに直行!

わたしたちが自治体回収に出したあと、
粉々に砕かれ・熱されてまた新しいビンに生まれ変わります。


💡 リターナブルびんのココがすごい!
今回の質問者・あけみさんの仰る
「昔主流だった瓶のジュース」のビンは
この「リターナブルびん」に該当します。
リターナブルびんのすごいところは
なんと平均20~30回も繰り返し使うことができるという点!
⭐ 5回以上繰り返し使うと廃棄物は5分の1

⭐ CO2は約3分の1に抑えられる

 と言われています!
ワンウェイびんもリサイクルはされていますが、
砕いて、熱してガラスを溶かして、また製品化して…となるとその分エネルギーを使います。
ペットボトルも1回使ったらリサイクルされるので、
その点では繰り返し使えるリターナブルびんのエコさには勝てません!
つまり、リサイクルを上回る真のエコとは

「繰り返し使う」ことなのです💪

便利すぎる大発明、ペットボトル

そんなに環境に良いビンなのに、
今はペットボトルばかりでぜんぜん見かけません。
一体なぜリターナブルびんは
ここまで減少したのか??

それは、「ペットボトルが便利すぎたから」です!


📜 ペットボトル普及の歴史
アメリカで発明されたペットボトルが日本で初めて食品用に使われたのは1977年。
いちばん最初は醤油容器としての採用でした。

その後1982年には飲料容器としての使用も始まります。
ですが当初、主要飲料メーカーはポイ捨てなどによる環境悪化を懸念して

「1リットル未満の小型ボトル」の製造を自主規制していたのです。

しかし潮目が変わったのは1996年。
リサイクル体制の整備(容器包装リサイクル法の施行など)を条件に、500mlなどの小型ペットボトルが全面解禁。
ここから、利便性の高さによって
瓶や缶からペットボトルへの移行が一気に加速しました。


1996年というと今からたった30年前!
今や見ない日がないペットボトルがここ30年の間にこんなに普及したなんて、ちょっと信じがたいですね…!
でも「飲み物を持ち歩く」というシチュエーションを想像したときに圧倒的に便利なのは
「軽い・割れない・キャップがついている」ペットボトルですから、飲料容器の定番になるのも頷けます。

この「軽くて丈夫」という特徴は一般消費者の利便性だけでなく流通面でも優秀さを発揮。

量販店やコンビニ等への広域流通はペットボトルのおかげで可能になりました。
ペットボトルは飲料販売の常識をガラッと変えた
革命的容器と言えるのではないでしょうか!

結局エコなのは…?

冒頭で「ビンはペットボトルよりエコ」とは言いましたが、それはあくまでも「リサイクル・再利用」の観点で比較した場合です。
流通にかかるエネルギーコストを考えると、
軽くて運びやすいペットボトルも健闘しています!
いかに繰り返し使えてエコなビンでも
輸送距離が長くなるとその分エコとは言えなくなってしまうのです。
ビンが主流だった時代のように
「近くの工場や商店で完結する流通エリア」であればよいですが、ペットボトル普及によって拡大した現在の大規模流通を考えると、ペットボトルのほうが良い場面もあります。
ペットボトルの便利さに慣れてしまった今、
どんなに環境によくてもやっぱりビンを使うのは難しい面があるのかもしれません。

金額や便利さをとるのか、
環境への配慮をとるのか、
一筋縄ではいかない問題ですね🤔


あとがき

というわけで、頂いたご質問
「昔主流だった瓶のジュースと今主流のペットボトルのジュースだと、
どっちがエコロジーな素材?」
への答えとしては、
✅ リサイクル/再利用の観点だと「ビン(リターナブルびん)」のほうがエコ!
ただし流通にかかるエネルギーコストも加味する必要がある…
というまとめになります!
結論、最もエコなのは「繰り返し使う」ことと言えるので、

身近にできることとしてマイボトルに注目してみるのも良いのではないでしょうか!


参考サイト:

国税庁 / 経済産業省 / ガラスびん3R推進協議会 / ガラス産業連合会 / 一般社団法人全国清涼飲料水連合会 / ペットボトルリサイクル推進協議会 / 一般社団法人産業環境管理協会 資源・リサイクル促進センター / 財団法人日本環境協会 エコマーク事務局
この記事を書いた人
ぐるっとポン事務局
まつ
銭湯や温泉の湯上がりに飲むビン入り牛乳が大好きなのですが、近年は大手メーカーさんが次々ビン飲料を廃止しており寂しい限りです…



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